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ユーチューバーがサクランボ葉摘み 動画の活用で果物PR【7月1週号 山形県】

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 【山形支局】「昔は広告といえばチラシ配布くらいのものだった。いろいろな方法で楽しみながら山形の果物をPRしていきたい」と話すのは、天童市成生の奥山農園園主・奥山吉浩さん(58)。肥育牛約170頭を飼育するほか、約3ヘクタールでサクランボやリンゴ、「ラ・フランス」などの果樹を栽培する。自分が手掛けた作物は自ら売りたいと考え、同園のホームページやオンラインフリーマーケットサービスなど多様な販売方法を展開する奥山さんは、ユーチューバーと共同で新たな取り組みを始めた。同園のサクランボを広く紹介するため提携したのは、ユーチューブチャンネル「金髪物語」を運営する「さとちゃん」こと青木聖美さん(25)と「はるべ」こと熊谷春香さん(26)。約1年でチャンネル登録者数が千人を突破し、人気上昇中の女性2人組だ。山形市出身の2人はスノーボードやカヤック、山登りなどのアウトドア体験を通して県内の名所などを動画で紹介している。 動画の撮影をしたのは、サクランボの葉摘み作業。収穫間近となったサクランボ園で、奥山さんの指導を受けながら作業に取り組んだ。

〈写真:奥山さん(左)の指導で脚立の上で葉摘み作業をする青木さん、熊谷さん(中央)は作業風景を下から撮影〉