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収入保険+園芸施設共済で豪雪害や価格下落に備える【7月1週号 青森県】

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 【青森支局】「自然災害や価格低下などを補償してくれるから安心して農業ができる」と話す七戸町中岫の中岫均さん(63)。水稲や野菜など多品目を栽培し、多様なリスクに備え収入保険と園芸施設共済をセットで加入している。中岫さんの経営面積は、水稲2.5ヘクタール、ニンニク1.3ヘクタール、ナガイモ70アール、アピオス15アール、トマト17アール(ハウス6棟)。6年前に園芸施設共済、2年前には収入保険に加入した。青色申告は約20年前から始めている。収入保険の加入条件を満たしていたこと、将来のことを考えて加入を決意したという。「もともとハウス8棟でトマトを栽培していたが、昨年12月中旬の大雪(令和3年豪雪)で4棟がつぶれてしまった。農家を20年やって初めての経験だった。損害評価などでNOSAIには迅速に対応していただき、共済金を受け取ることができた」。つい最近ではナガイモとアピオスなどの野菜価格が下落した。「補償対象だったため保険金を受け取れて本当に助かっている」と振り返る。

〈写真:アピオス畑で「後継者を募集している。やる気のある人ならどんな方でも大歓迎」と中岫さん〉