「高齢化が進む中、地域の農地を維持していくため、集落営農組織で機械を共有し、作業を協力して、個人の負担を減らしている」と話すのは、京都府京丹後市大宮町で共済部長(NOSAI部長)を務める江波博志さん(66)。代表を務める集落営農組織「五十河〈いかが〉小町ファーム」は、環境に配慮しながら、地域の水田約3ヘクタールの耕作を請け負い、農地を守る。京都府伊根町大原の共済部長の大谷功さん(57)も耕作を引き受けるほか、過去の被災経験から農業保険加入を促し、地域農業安定につなげている。
(3面・NOSAI部長)
〈写真上:獣害対策の柵の設置にも取り組む京丹後市大宮町の江波博志さん(右)〉
〈写真下:「収入保険は水稲育苗も補償されて安心」と伊根町大原の大谷功さん(右)〉