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ホウレンソウ安定出荷 夏季の栽培方法確立【6月4週号 徳島県】

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 【徳島支局】5月から10月まで、ホウレンソウをハウスで栽培する石井町の田幡裕さん(65)。徳島県では、冬場の露地栽培が盛んだが、真逆の夏の暑い時期を狙ってホウレンソウを栽培するのは珍しい。田幡さんは「夏、店頭に並ぶホウレンソウは、どれも県外産ばかり。どうにか地元のものをと思い栽培し始めました。JAや種苗メーカーの協力のおかげで栽培方法を確立することができ、出荷までこぎつけました」と話す。ハウス全体に目が行き届くようにと、20アールの圃場にハウス5棟を設置。安定した出荷量を確保するため、ハウスごとに品種や播種期をずらし、1週間に1棟ずつ収穫する日程を、1シーズンに3ターンほど繰り返すという。

〈写真:品質を確認しながら収穫する田幡さん〉