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災害に備えて園芸施設共済 特約を付け十分な補償に【6月2週号 香川県】

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 【香川支局】かんきつ類を1ヘクタール栽培する高松市の河野光明さん(76)に、園芸施設共済に加入した理由などを聞いた。


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 市場で人気の「はるみ」(12アール)は寒さに弱く、冬はハウスで霜よけをしないと傷んでしまいます。園芸施設共済には、NOSAI職員の強い勧めもあって、今年4月に加入しました。加入以前も職員からの勧めはありましたが、そのときは制度にあまり魅力が感じられませんでした。私のハウスのような、経過年数が10年以上の施設は十分な補償を受けられない内容だったからです。しかし、昨年9月に改正された制度では、特約を付けることで、ハウスが全損したとき最大で100%の補償を受けられるようになったと聞き、魅力を感じました。最近は災害が多発していて、何が起こるか分かりません。もし何かあったときのためのお守りと思って加入を決めました。1万円の損害から補償の対象になる特約は、思ったより安い掛金だったので、付けることにしました。これで大小さまざまな被害に備えることができます。加入の決め手になった昨年の改正のように、少しずつ制度が良くなっていて、入りやすい保険になっていると思います。

〈写真:父の後を継ぎ本格的に農業を始めて30年ほどになるという河野さん〉