ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

牧場で技術学び牛舎の物件探し 和牛繁殖で独立【6月2週号 千葉県】

210609_4.jpg

 【千葉支局】旭市で黒毛和種雌牛8頭と子牛10頭(うち繁殖素牛6頭)を飼養する村田一馬さん(42)は、今年4月に離農した農家の牛舎を買い取り、村田牧場を始めた。新規就農で和牛繁殖農家になるには、情報収集と牧場で経験を積むことが大切だと考えた村田さん。勤めていたJA全農を退職し、酪農牧場や繁殖・肥育一貫牧場で6年間働きながら、飼養管理と繁殖技術、重機の操作などを習得した。これと並行して、離農した農家の牛舎の情報を各方面から集め、条件の良い物件を探していた。新規就農に当たっては市の新規就農者支援事業を利用する予定だ。現在、牧場にいる牛は、以前勤めていた牧場で場所を借りて飼い始め、移動させた。

〈写真:育成牛に給餌する村田さん「将来は繁殖雌牛を30頭まで増やしていきたい」〉