ソバ32ヘクタールを栽培する栃木県鹿沼市西茂呂の奈良部浩一さん(40)は、市内のソバ農家6戸(62ヘクタール)で構成する「日晃そばグループ」の代表を務める。乾燥・調製作業を一手に担い、生産者の負担軽減・営農継続につなげている。圃場周縁部への溝掘りなど徹底した排水対策のもと、高単価の夏ソバも手掛ける二期作で、昨年はグループ全体で夏ソバ約2万7千キロ、秋ソバ約5万8千キロを収穫。市内のそば店5軒ほどにも出荷し、鹿沼そばの振興に尽力する。
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〈写真:圃場周緑部の溝。「水が四方に抜けるような構造を意識している」と話す奈良部さん〉