農作業などの力仕事をサポートし、体への負担を軽減する「アシストスーツ」の開発が進み、現場での導入が増えている。東京理科大学発のベンチャー企業、株式会社イノフィスはこのほど、腕上げ作業を楽にする「マッスルスーツGS-ARM(アーム)」を株式会社ネクスコ東日本エンジニアリングと共同開発した。高圧ガスを封入した「ガススプリング」で、腕を上げる動きを補助する。特に果樹の剪定〈せんてい〉など、腕を上げた姿勢が長時間続く作業の負荷軽減が期待されている。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:片腕で最大4.5キロを補助。自由に腕を動かせる設計となっている〉