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リンゴ摘花・ブルーベリー収穫 体験受け入れ産地PR【6月1週号 岩手県】

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 【岩手支局】二戸市石切所の荒谷果樹園(荒谷直大代表=37歳)では、一般客向けにリンゴの摘花作業の体験会を実施し、果物生産の盛んな二戸市をPRしようと奮闘する。同園ではリンゴ2ヘクタール、サクランボ30アール、ブルーベリー20アールを栽培。園地に来る人に楽しんでもらおうと、リンゴの花が開く4月下旬から5月上旬に摘花の体験者を受け入れている。「摘み取りをしながら、限られた期間に咲くリンゴの花を楽しんでほしい」と笑顔を見せる荒谷さん。花は最初に咲く頂花だけ残し、えき芽は手作業で摘み取る。荒谷さんは「摘花はリンゴの品質を左右する大事な作業。結実する量は減るが、その分、栄養が実に行き届いて味にばらつきがなくなる」と話す。例年7月下旬にはブルーベリーの収穫体験を開催。昨年は2日間で約50人集まり、好評だったという。

〈写真:「手間を惜しまず摘み取ることで、来年の花芽が着きやすくなる」と荒谷さん〉