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2020年産大豆価格 堅調に推移(6面・流通)【2021年5月4週号】

 2020年産国産大豆の価格が堅調だ。入札取引を実施する日本特産農産物協会によると、4月の60キロ当たり平均落札価格は、前月比268円(2.3%)高の1万1693円となった。東北や関東、九州などの天候不順で、全国の収穫量は3年連続で21万トン台の不作となり、国産大豆に不足感があるためとみられる。一方で、中国による米国産大豆の輸入拡大などでシカゴ相場が急騰しており、輸入大豆を使う豆腐や納豆メーカーの経営を圧迫している。国産大豆の需要は増加する見通しで、新品種や安定生産技術の開発・普及などで安定供給を実現し、6%にとどまる自給率の向上につなげたい。

(6面・流通)