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果樹栽培の補助器具開発 腕にかかる負担軽減【5月4週号 山梨県】

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 【山梨支局】山梨市日下部の秋山功さん(81)は、農作業の効率化や体にかかる負担を軽減するための補助器具の開発と製作を手掛ける「チビゲト秋山製作所」の代表を務める。補助器具製作のきっかけは「兄が工場の前でブドウを栽培しています。低い棚の下で腕の上げ下げを長時間繰り返し、とても大変そうでした。何か力になれることはないかと考えて製作したのが、『ウデラク』でした」と説明する。ウデラクはバネの付いた棒をベルト部分に差し込み、パッドで脇と腕を支える構造。主にブドウの棚栽培やモモ、ナシなど腕を長時間上げて作業する場合に使うと、腕にかかる負担を軽減してくれる。

〈写真:ウデラクを着用する秋山さん。軽く柔らかいアルミをベースに、汗の不快感を軽減する通気性の良いパッドを採用した〉