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耕作放棄地開墾 先進技術で立ち木・竹やぶを一掃【5月4週号 岡山県】

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 【岡山支局】津山市高倉の地域づくり団体「高倉地域づくりの会」では、耕作放棄地を効率的に解消するための実証実験で成果を上げている。先ごろ開催されたデモンストレーションでは、地元の若手農家団体「一般社団法人LAアライアンス」、農業機械輸入販売業者「日本ニューホランド株式会社」「株式会社ビコンジャパン」らと協力し、先進技術を活用して耕作放棄地を開墾した。最初にブッシュマルチャー(TMC CANCELA製)を使用して、立ち木や竹やぶをそのまま粉砕し、農地の表面を一掃した。その後はサブソイラーで土中の硬い部分の破砕や、パワーハローで農地の表層を砕土・均平する様子を披露。3時間ほどで農地全体が整地され、大型作業機を使用する有用性を示した。

〈写真:農地一面を覆うササを一度の往復で破砕〉