ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

スタンプ板で足跡採取 獣種の特定に成果【5月4週号 福島県】

210526_8.jpg

 【福島支局】福島県農業総合センター浜地域農業再生研究センターでは、野生獣の足跡を容易に採取できるスタンプ板を作成し、現地実証で成果を確認した。スタンプ板は、ホームセンターなどで購入できる黒セルスポンジ(30センチ四方、約260円)を、ベニヤ板(30センチ×90センチ、約700円)の中央に固定し、その両側のベニヤ板上に炭酸カルシウム(粉末)を薄く敷設する。獣道や畝間など、獣が通りやすい場所に、L字ピンなどを使ってスタンプ板を固定したところ、はっきりとした足跡を採取した。安価な費用で容易に作成でき、獣種の特定が十分に可能なことから、普及が大いに期待される。

〈写真:スタンプ板に付いたイノシシの足跡(半月状のひづめと副蹄がある)〉