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コロナ禍 二十歳の決断 学びの場を農業に【5月3週号 鹿児島県】

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 【鹿児島支局】霧島市福山町の中村隆太郎さん(20)は、昨年4月に東海大学農学部へ入学したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で授業がすべてオンラインになった。「実習などもなく家に居ることに対して、思い描いていた大学生活とは違い、ギャップにすごく苦悩しました」と振り返る。地元に戻りオンライン授業を受けながら、父・浩二さん(56)と祖母・ユキ子さん(82)の手伝いをしていたが、本格的に農業をしたいと、退学を決意した。水稲約350アール、キャベツ約50アールの栽培に日々奮闘している。

〈写真:「父がいてくれることで心強く、頼りになります」と草払いをする隆太郎さん〉