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畦畔の草刈り 無線操縦機で支援【5月3週号 島根県】

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 【島根支局】出雲市佐田町の株式会社未来サポートさだ(山本友義代表取締役=74歳、構成員8人)では、大豆やWCS(発酵粗飼料)用稲の栽培に加え、草刈り作業を受託し、地域農業の維持管理に貢献している。2018年にデンマーク製の無線操縦草刈機「リネックスSX1000」を導入し、草刈り作業を受託する「耕放支援隊」を組織した。「後方支援と耕作放棄防止を兼ねて、耕放支援隊と名付けました」と山本代表。草刈機は、刈り幅約100センチで、45度の傾斜でも対応。同時に導入したトラクター用アーム式草刈機も使用することで、効率的な作業を可能にした。作業は1アール当たり1500円で請け負う。人力肩掛け式草刈機での人件費と同等の料金であるため、営農組織のほか一般農家からの依頼が多い。受託面積は初年度は約8ヘクタールだったが、年々増え、昨年は約14ヘクタールとなった。

〈写真:無線操縦の草刈機は「シーズン中はフル稼働です」と山本代表〉