農林水産省とJA全中、日本農福連携協会は4月19日、農福連携の推進に向けた包括連携協定を締結した。3者は協定に基づいて農福連携のメリットの発信や認知度の向上に取り組むほか、農業者と障害者のニーズを把握し、マッチングする仕組みを構築する。農福連携は、障害者の就労や生きがいの場を創出でき、新たな働き手の確保など農業経営の発展につながると期待されている。その一方で、知名度が低く支援体制が整備されていないなどの課題がある。障害者が農業を通して活躍できる農福連携の意義を政府や地方自治体、関係団体が一体となって共有・発信し、全国的な展開につなげたい。
(2面・総合)