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ホウレンソウ栽培70年【5月1週号 山口県】

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 【山口支局】「誰にも負けないおいしいホウレンソウを農薬を使わずに作りたい」と話す山口市吉敷の寺西昇一さん(95)。ビニールの張り替えもほとんど自分で作業するほど元気だ。寺西さんがホウレンソウ栽培を始めたのは24歳の時。露地栽培から取り組み、3年目にはビニールハウス4棟を建てた。以来約70年、ホウレンソウを含め多くの野菜を作り続けている。寺西さんは昨年、広島県でホウレンソウの育苗ポットを目にした。その場で農家に話を聞き、今年は栽培に挑戦する。ポット育苗のメリットは防虫や除草管理がしやすく、移植時に根を切ることで苗が丈夫になること。しかし発芽させるのが難しく、試行錯誤を重ねているという。

〈写真:ハウスのビニールを張り替える寺西さん〉