「播種時期を早くして、収穫量を増やす作型を導入できた。初めは障害果が多く、まさに挑戦だった」と話すのは、宮城県大崎市鹿島台でトマトなどを栽培する有限会社「マルセンファーム」の千葉卓也代表(47)。環境制御システムを活用し、水分を最低限に抑えてゆっくり育てる節水栽培農法で、高いときには、糖度10以上の高糖度トマトを生産する。作型を改良して収穫量を増やすなど、日々挑戦を続けている。2019年10月には、台風19号により、ハウスが最大で3メートルほど冠水するなど大きな被害を受けたが、収入保険で経営を継続した。
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〈写真:「おいしいトマトを長く取りたい」と千葉卓也代表〉