スマート農業で広島県産キャベツの増産へ──。広島県庄原市東城町の株式会社Vegeta(ベジタ・谷口浩一代表=55歳)は、キャベツの大規模栽培に取り組み、今年は延べ作付面積100ヘクタールを計画する。広域に分散する圃場で収穫時期をずらしながら、通年出荷を実現。お好み焼き用としてチェーン店や卸業者などに販売する。適期の効率的な作業を支えているのが、さまざまなデータを見える化する経営管理システムやドローン(小型無人機)の空撮画像をもとにした収量予測などのスマート技術だ。先進機器を活用しながら省力化を進め、中山間地の大規模経営モデルとして地域貢献を目指す。
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〈写真:育苗ハウスで谷口代表。苗はQRコードで品種や在庫を管理している〉