NOSAI福井(福井県農業共済組合)は、県内5カ所にGPS(衛星利用測位システム)の固定基地局を設置し、3月1日に運用を開始した。全国に先駆けて県全域をカバー。スマート農業(自動運転)の普及を後押しし、農業者の省力化に貢献するねらいだ。鯖江市舟枝町でNOSAI福井のGPS固定基地局を利用する農事組合法人「エコファーム舟枝」の瀬戸川善一理事長(75)は、「NOSAI福井が農業保険だけでなく、GPS固定基地局でスマート農業をサポートしてくれるのは大きい」と期待する。
(1面)
〈写真:無人での自動運転により菜の花をすき込む、農事組合法人「エコファーム舟枝」のロボットトラクター〉