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農薬に頼らず西洋野菜など年間200種類【4月4週号 鹿児島県】

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 【鹿児島支局】「安心して楽しく食べられる野菜を届けたい」と話す曽於市大隅町の福永洋子さん(69)。消費者の声に寄り添いながら、「思いやりや気配り」を大事に、農薬に頼らず、少量多品目の野菜を手掛けている。福永さんは認定看護管理者や看護教員として長年勤め、命の大切さを指導する中で、食育や食の安全性に関心を持ったという。「思いやりや気配り、感謝の気持ちなど、教育と野菜作りには共通するものがある」と、2015年の定年退職を機に就農を決意した。西洋野菜やエディブルフラワー、ハーブなど食卓に彩りを添えることのできる珍しい野菜を、露地とハウス合わせて35アールで年間200種類以上を栽培。ダイコンだけでも「黒丸大根」「紅芯大根」など6品種を扱う。味や形、色の違う旬の野菜を常時40種類以上提供できるのが強みだ。

〈写真:からし菜を手に「楽しく食べられる野菜を多くの人に届けたい」と福永さん〉