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プラ製植木鉢とペットボトル利用 「ジャンボタニシの罠」開発【3月4週号 岐阜県】

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 【岐阜支局】水田の稲を食害する外来種スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の捕獲器「ジャンボタニシの罠」を、関市立旭ヶ丘小学校5年生の栗山知大くんが開発した。材料はプラスチック製の植木鉢とペットボトル。ペットボトルに切り込みを入れ、一度入るとジャンボタニシの重みで逃げ出せないように加工した。餌は米ぬかを基に、チリメンジャコでにおい付け。田植え後の水田に罠を半日から2日程度設置した結果、一度に大小30匹以上を捕獲し効果を確認した。この捕獲器は、第59回関市発明展で関市長賞を受賞。市では岐阜県のジャンボタニシ被害対策推進事業への応募や、栗山くんの罠を活用した駆除の取り組みを計画している。

〈写真:捕獲したジャンボタニシ〉