2020年産の全国のモモの収穫量は9万8900トンと、農林水産省の統計以降初めて10万トンを下回った。主な要因に、近年、主産地で多発が続くモモせん孔細菌病の影響も指摘されている。有効な登録薬剤が少ないため、伝染源となる枝病斑の除去を基本に、多様な対策を組み合わせた発生密度抑制が必要だ。被害拡大の悪循環を絶つには、NOSAIや自治体、JAなども含めた地域ぐるみの対策も求められている。
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2020年産の全国のモモの収穫量は9万8900トンと、農林水産省の統計以降初めて10万トンを下回った。主な要因に、近年、主産地で多発が続くモモせん孔細菌病の影響も指摘されている。有効な登録薬剤が少ないため、伝染源となる枝病斑の除去を基本に、多様な対策を組み合わせた発生密度抑制が必要だ。被害拡大の悪循環を絶つには、NOSAIや自治体、JAなども含めた地域ぐるみの対策も求められている。