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コロナに負けず販売順調【3月3週号 富山県】

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 【富山支局】「コロナ禍の中で、花を楽しみたいと思う人が増えたのではないか」と話すのは、砺波市の農事組合法人権正寺営農組合(福島洋一組合長)で花を担当する清水穂さん。
 新型コロナウイルスの影響で、東京で開催する予定だった販売イベントは中止になった。清水さんは「心配だったが、愛妻の日やバレンタインデー、ホワイトデーなど花を贈るイベントがあり、売れ行きは順調」と話す。同組合は水稲19ヘクタール、大豆3.4ヘクタールのほか、露地60アールでチューリップの球根や小ギク、ハウス9棟でチューリップと小ギクの苗などを栽培する。ハウス9棟のうち6棟で10~3月はチューリップ、残りの3棟では10~5月にキクの苗を栽培。その後、5棟で3~5月まで水稲の育苗、8~10月にはタマネギの苗を栽培するなど、年間を通してハウスを活用する。清水さんは「お盆に小ギク、冬にチューリップと、皆さまに喜んでもらえる花を栽培して、販売量を増やしたい」と話す。

〈写真:チューリップの切り花の発送準備をするスタッフ〉