畜産現場で診療活動に従事する獣医師が、診療技術に関する研究成果を発表する「令和2年度家畜診療等技術全国研究集会」(主催・全国農業共済協会)が2月25~26日、オンラインで開かれた。19題の発表から、審査(審査委員長・佐藤繁岩手大学教授)の結果、農林水産大臣賞をNOSAI宮城(宮城県農業共済組合)家畜診療研修所の佐藤真由美獣医師らが発表した「黒毛和種出生子牛の血清蛋白〈たんぱく〉分画において成長に伴いβ〈ベータ〉2領域に新たに検出されるピークの分析と臨床的意義の検討」が受賞した。また農林水産省経営局長賞9点(うち吉田賞1点、奨励賞2点)、全国農業共済協会長賞9点が選ばれた。農林水産大臣賞および吉田賞・奨励賞の報告概要のほか、農研機構動物衛生研究部門牛ウイルスユニットの主任研究員・安藤清彦氏の講演概要を紹介する。
(5面・特集)