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収入保険加入で苦境乗り越える【3月2週号 埼玉県】

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 【埼玉支局】熊谷市の小沼悟さん(54)は、収入保険に加入して3年になる。現在、家族と共に、水稲12ヘクタール、麦11.5ヘクタール、ネギ70アール、ブロッコリー30アールを栽培し、JAくまがやに出荷する。収入保険には2019年に加入した。NOSAI職員から話を聞いて興味を持ち、説明会に参加。加入した理由を「収入保険は実際の収入額で補償されるため、分かりやすく、合理的であると思いました」と説明する。普段は被害の多い地域ではないというが、20年は天候不順による収量減少や市場価格の低下があり、約4分の1の収入減となった。今後の税務申告後、補てん金が支払われる見込みだ。補てん金については「NOSAI職員が2月中旬に支払い見込み額を提示してくれました。本当に必要な資金なので助かります」と安堵の表情を見せる。

〈写真:ネギの圃場で悟さん。収入保険について「補てん金の適用基準が数字(確定申告)であるので絶対的であり、これも安心です」と評価する〉