【宮崎支局】「新しいアイデアを毎日考えている」と話す都城市高崎町の村脇立雄さん(89)。繁殖和牛15頭を飼養する息子の克己さん(55)を手伝う傍ら、廃材を便利グッズに変身させている。70歳まで続けた大工の腕を生かし、今までに30点に上る作品を作り上げてきたという。新作は一輪車のタイヤとパイプを使った「どこでもホース」。一輪車のタイヤを土台にして、支柱とホースを通すためのパイプを溶接したホーススタンドだ。ホースが固定されるので、両手で水洗いができる。実際に使用した家畜人工授精師からは「手や長靴を洗うのに便利」と好評だ。
〈写真:「どこでもホース」の使いやすさをアピールする村脇さん〉