【岩手支局】一関市千厩町の小野寺耕成さん(20)は東京農業大学2年生。新型コロナウイルス感染症の影響で、農業実習や対面講義が中止となった。現在は実家の堀合農場で牛の世話を手伝いながら、オンラインで大学の講義を受講している。「分からないことはすぐに解決できないけれど、時間の融通が利く」と前向きだ。昨年2月に実家に戻り、両親と3人で黒毛和牛約75頭を飼養する。「自分のタイミングで講義を受けられるので、市場の日には講義を入れないようにしている」という。4月から大学の対面講義が再開するので、東京に戻る予定だ。
〈写真:「牛の世話に時間を使うことができる」と小野寺さん〉