【富山支局】「米ぬかなどで作ったボカシ肥料を使う資源循環型の農業をベースに、フードロス問題にも取り組んでいる」と話すのは、入善町にある株式会社ライスヒル代表の米原章浩さん(36)。地域資源を生かした商品開発に取り組む団体「6次産業推進会議(通称マンモス6、同町農政課が事務局)」の代表を務める。同社が栽培するミニトマトやサトイモ、株式会社staygoldてらだファームのサツマイモやトウモロコシ、プチヴェール、株式会社丸善醤油(しょうゆ)の甘酒を使った計6種類の「入善町のこだわりおやさいジェラート」を開発した。ジェラートは、形が悪いだけで値が付かない不ぞろい野菜を活用するなど、フードロス減少への取り組みが評価され、「フード・アクション・ニッポンアワード2020」の入賞100産品に選ばれた。
〈写真:「父が農薬を減らした農業に取り組んでおり、化学肥料や農薬を使わないことが普通だと思っていた」と米原さん〉