森林総合研究所などの研究グループは、トマト株を細かく振動させることで、コナジラミ類の密度を低下させる新たな防除技術を開発し、実用化に向けて研究を進めている。ハウスのパイプに振動発生装置を取り付け、誘引具を通じて複数の株を同時に揺らす。コナジラミ類の吸汁や交尾などの行動を抑制し、試験段階では幼虫の発生を半減できた。さらに、振動は受粉促進につながり、収量安定にも貢献すると期待されている。
(7面・営農技術)
〈写真:振動によるコナジラミ類防除のイメージ コナジラミ類の定着を阻害〉
森林総合研究所などの研究グループは、トマト株を細かく振動させることで、コナジラミ類の密度を低下させる新たな防除技術を開発し、実用化に向けて研究を進めている。ハウスのパイプに振動発生装置を取り付け、誘引具を通じて複数の株を同時に揺らす。コナジラミ類の吸汁や交尾などの行動を抑制し、試験段階では幼虫の発生を半減できた。さらに、振動は受粉促進につながり、収量安定にも貢献すると期待されている。