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コロナ禍でも販売堅調 酪農を基盤に多彩な加工品【2月2週号 岡山県】

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 【岡山支局】津山市の山間部で酪農業を60年以上営む「株式会社坂手ファーム」では、ブラウンスイス4頭をはじめ、約50頭の乳牛を家族で飼育し、生乳の販売のほか、加工品の製造・販売を手掛ける。自宅に加工場を建設し、同市の美作大学と共同で商品を開発した。現在はビーフジャーキー、干し肉、チーズ、ドレッシングなど幅広く手掛け、6次産業総合化事業計画の認定を受けた。コロナ禍の影響を同社も少なからず受けた。以前は加工品の販売のため、各地のイベントに出かけ集客を図ってきたが、現在は一切なし。飲食業からの注文も激減した。だが、良いこともあったという。GOTOトラベル実施期間は、地域クーポン券を使っての土産として売り上げが伸びた。同市のふるさと納税の返礼品としても人気が高く、「おこもり需要」でインターネット通販は好調だという。

〈写真:チーズはタンパク質が豊富なブラウンスイスの生乳を使用して作る〉