「ここ10年くらいでは最もひどい大雪だ。このような被害に備えて農業保険に加入し、組合員にも加入は不可欠と伝えている」と話すのは、秋田県湯沢市上関で共済部長(NOSAI部長)を務める佐々木克男さん(79)。12月中旬からの大雪で自身もサクランボや園芸施設に被害を受けている中、被害を受けた組合員にNOSAIへの被害申告を促し、声を掛けて励ましている。同県羽後町鹿内の共済部長、土田貞夫さん(68)は、大雪など自然災害を教訓に万が一の災害に備える大切さを伝え、地域に浸透させている。
(3面・NOSAI部長)
〈写真上:湯沢市上関の佐々木克男さんは雪害対策として枝をパイプで固定しているという〉
〈写真下:「NOSAIが事務局を務める協議会の防除も助かる」と羽後町鹿内の土田貞夫さん(右)〉