農林水産省は12月14日、主食用米の需給安定に向けた2021年産米などの対応策を自民党の農業基本政策検討委員会に示した。20年度第3次補正予算案で「新市場開拓に向けた水田リノベーション事業」(290億円)を措置。水田活用の直接支払交付金の「前倒し対策」として輸出用米、加工用米、高収益作物などへの作付け転換に10アール当たり4万円を助成する。21年度当初予算に計上した3050億円と合わせて合計約3400億円を確保し、過去最大規模となる約6万7千ヘクタールの作付け転換の達成を後押しする。
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