富山県氷見市の論田集落協定では、遠隔操作の草刈機やトラクター作業機のオフセットモアーなど複数機械を組み合わせて、傾斜などの条件に合わせた除草作業の省力化を進めている。代表の中原修さん(67)は「体の疲れがなく、誰でも安全に草刈り作業ができる」と利点を話す。機械の導入費には中山間地域等直接支払の交付金を活用。共同の草刈りに利用するだけでなく、個別農家にも安価に貸し出し、高齢化が進む中での農地維持を促す。
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〈写真:遠隔操作で休耕田を除草する代表の中原修さん。「安全に作業できるのが一番のメリット」と話す〉