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輸出拡大実行戦略が決定 産地形成支援に重点(2面・総合)【2020年12月2週号】

 政府の農林水産物・食品の輸出拡大のための関係閣僚会議は11月30日、農林水産物・食品の輸出額を2025年に2兆円、30年に5兆円とする目標達成に向けた「輸出拡大実行戦略」を決定した。牛肉や米、リンゴなど27品目を「輸出重点品目」とし、具体的なターゲット国・地域と輸出目標を設定。20年度中に品目ごとの「輸出産地」を選定し、輸出に特化した産地形成を重点的に支援する。少子・高齢化による国内市場の縮小が見込まれる中、輸出による農業生産の振興も産地の選択肢となる。ただ、輸出には国内市場にはないリスクも多く、産地の農家が展望を持って取り組める環境整備が不可欠だ。

(2面・総合)