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ミカン狩りはオンライン 農薬散布にドローン試験【11月3週号 山口県】

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 【山口支局】防府市でミカンを栽培しながら、観光農園「果舞樹園(かぶきえん)」を経営する吉次英哲(よしつぐ・ひであき)さん(37)。県内で初めてミカン園地の農薬散布に小型無人機(ドローン)を使った。JA職員からドローン試験の相談を受け、20年5月と8月に農薬散布を実施し、改善点などを明らかにした。「実際のミカン園地でのドローン使用はまだまだ未開拓。ここで成功例を出せれば」と話す。「入院やリハビリで外に出られない方に疑似体験をしてほしい」と、スマートフォンのテレビ電話機能を使ったオンラインでのミカン狩りを17年に考案。園地を映し、その場にいるような雰囲気をつくってミカン狩りを代行する。

〈写真:「多くの果実が舞うように実ってほしい」という思いで名付けた「果舞樹園」で吉次さん〉