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家族経営協定締結農家数が過去最多も伸び悩み 20年度目標に赤信号(2面・総合)【2020年11月2週号】

 農林水産省は先ごろ、家族経営協定を締結した農家数は2020年3月31日現在で5万8799戸になったと発表した。前年比617戸(1.1%)増で過去最高を更新し、新規の締結農家数は1500戸だった。その一方で近年の伸び率は低調で、20年度までに7万戸とした第4次男女共同参画基本計画の目標達成は厳しい状況だ。家族経営は全国の農業経営体数の9割以上を占め、日本農業の根幹を支えている。協定の締結は、経営主だけではなく配偶者や後継者も主体的に経営に参画し、能力を存分に発揮できる環境整備につながる。農業経営の改善や発展に向け、協定締結の輪を広げたい。

(2面・総合)