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リンゴ80品種、8割が加工向き 料理人のニーズに対応【11月2週号 岩手県】

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 【岩手支局】料理や飲み物など、加工に適したリンゴを栽培する盛岡市三本柳の有限会社サンファーム(吉田修司代表取締役)。「それぞれの品種の特長を生産者目線で消費者に伝え、リンゴの甘さ以外の魅力も知ってほしい」と吉田美香取締役(51)。リンゴ栽培は12年前に始めた。「酸味や渋味が強い品種は、国内では供給が少ない。しかし、欧米で修業を積んだ料理人や菓子職人からは、現地で使用した品種を求められることが多い」と話す。現在、1.1ヘクタールの園地でリンゴ80品種を栽培。そのうち約8割の品種が「ブラムリーズ・シードリング」や「紅の夢」などで、料理や飲み物への加工に適している。

〈写真:「見た目が和ナシにそっくりなものなどがあり、リンゴの品種は多種多様」と吉田取締役〉