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天日干しにスキー場のリフト活用 うま味凝縮「天空米」【11月2週号 新潟県】

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 【新潟支局】スキー場のリフトに掛かった稲が空に昇っていく光景から「天空米」と名付けられた「コシヒカリ」が、南魚沼市石打の石打丸山スキー場で作られている。同市の「株式会社JLC」は、2004年から同市大沢の農家2軒と契約し、天空米を生産・販売する。同社はスキー場関連会社の子会社だったことから、オフシーズンのリフトを活用。リフトを動かしながら、5日から10日かけて稲を干すことで乾燥にムラが無くなる。以前はリフトの安全バーに稲を掛けていたが、リフトにパイプを付けて木材を渡し、2段で掛けられるように工夫。より多くの稲を乾燥できるようになった。

〈写真:リフトを動かしてムラ無く乾燥させる〉