ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

獣害対策に天敵ウルフ 音と光でイノシシ威嚇【11月2週号 山形県】

201111_6.jpg

 【山形支局】長井市農林課では、同市伊佐沢地内のリンゴ園地にオオカミ型の害獣撃退装置「モンスターウルフ」を設置し、赤外線カメラで24時間動画を撮影して成果を検証している。野生動物が装置に近づき、赤外線センサーが感知すると、LED(発光ダイオード)ライトの目を点滅させながら首を左右に振り、オオカミの声などの威嚇音を出す。威嚇音は、野生動物の天敵のオオカミや人間、銃声などの音源を組み合わせた約60種類で、その音を次々と変え、動物が音に慣れないように工夫した。

〈写真:オオカミ型の害獣撃退装置と装置の設置に協力した園主の川井一弘さん(左から2人目)〉