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柿渋生かした商品開発 西条柿生産者が協力【11月1週号 鳥取県】

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 【鳥取支局】「叔父が柿農家で毎年夏に摘果作業をするのですが、半分以上の柿が捨てられるのを見て、何かに利用できないかと思いました」と話すのは、鳥取市で柿渋を使った商品を製造する縫製業のビッググロウス株式会社代表取締役・森田祐加(もりた・ゆか)さん(39)。「西条」柿の産地である八頭町の柿農家から協力者を募り、多い年で約20トン近くの出荷されなかった柿から抽出した柿渋を自社商品に利用している。主な商品は、天然素材のベビー服や靴下、マスクなど。これらの商品を購入した人から「肌触りが良く、肌荒れしない」「ほかのマスクと違い臭わない」と多くの声が寄せられている。

〈写真:「当社自慢の商品です」と森田さん〉