農林水産省は16日、2021年産主食用米の適正生産量を679万トンに設定した。700万トンを割り込むのは初。9月15日現在の予想収穫量735万トンを基に、21年6月末民間在庫量を196万~201万トンにする水準として算定した。需給均衡と米価の維持には、水田10万ヘクタール分に相当する作付け削減が必要。各産地には、主食用米以外への取り組み強化が必須となっている。一方で、飼料用米などへの転換には、農家手取りの確保などの課題が指摘されており、米政策の見直しと十分な予算の確保が求められる。
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