九州での記録的豪雨をはじめ、全国で農作物や農地、農業用施設関係など農業分野に約1200億円もの被害をもたらした「令和2年7月豪雨」の発生から3カ月。被災地では農家の懸命の努力により、営農再建が進んでいる。豪雨が発生した熊本県相良村川辺で収入保険に加入する吉松利則さん(69)と、家畜共済に加入する同県錦町木上西の新野郷助さん(70)に被害や復旧状況、農業保険について話を聞いた。
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〈写真上:NOSAI熊本の担当職員と被害状況について話す吉松利則さん(右)〉
〈写真下:牛舎で氾濫の水位を示す新野郷助さん。取材当日も大粒の雨が降っていた〉