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ネットの活用で米、餅販売が伸張【10月1週号 石川県】

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 【石川支局】野々市市藤平の株式会社林農産は、水稲43ヘクタール、大豆3ヘクタールを栽培。加工にも力を入れ、餅は通年で30トン製造する。米や餅の販売は直販が主だ。代表取締役社長の林浩陽さん(60)は、会員制交流サイト(SNS)を使った情報発信にも力を入れ、売り上げを伸ばしている。同社では1995年に直売所を始め、97年にインターネット販売も開始。現在、米の6割、餅は9割を直販が占める。コロナ禍にある中で、4月の売り上げは前年の2倍に伸びた。林さんは農作業日誌をブログで毎日掲載している。自身を"農チューバー"と称し、動画投稿サイト「ユーチューブ」にチャンネルを持ち、農作業の様子などの動画を積極的に投稿。近年はSNSを見た人からの注文が増えており、SNSを活用してさらに顧客を増やしたいと意欲的だ。

〈写真:「SNSの反響は農業者からも多い」と林さん。鏡餅ヘルメットは林さんのトレードマーク〉