【山口支局】岩国市周東町の世良輝久さん(70)の水田では、田んぼアートが見頃を迎えている。今年は「コロナにマケナイ」という文字が力強く浮かび上がった。東京オリンピックをテーマにしたデザインで田植えを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大による開催延期を受け、デザインを変更。コロナウイルスの終息を願い、世良さんが考えたメッセージとなった。稲刈りは10月中旬を予定し、世良さんと地元の小学校5、6年生の児童が一緒に収穫する。ここ数年、田んぼアートのデザインは地元の小学生に依頼している。「来年は子供たちがデザインした田んぼアートをぜひ実現させたいですね」と世良さんは話す。
〈写真:今年の文字は「コロナにマケナイ」〉