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モモの早期成園化を実現 ナシの盛土式根圏制御栽培法に応用広がる ―― 株式会社いちごの里ファーム(栃木県小山市)(7面・営農技術)【2020年9月4週号】

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 栃木県が開発したナシの早期成園化技術「盛土式根圏制御栽培法」が、他の樹種にも応用されている。小山市の大規模観光農園「株式会社いちごの里ファーム」では、モモ50アールを盛土式根圏制御で栽培。モモでは定植2年目で結実、3年目で10アール当たり収量約2トンを実現できる。品質も良く、収穫体験や量り売りの人気が高い。樹高は約2メートルと低く、専用のY字棚を使った樹形は収穫や管理など作業がしやすく、熟練者以外も導入でき、経営多角化にも注目されている。栃木県では、ナシを含め7品目の栽培マニュアルを公開している。

(7面・営農技術)

〈写真:「念のため、土壌の湿り気などを確認している」と栽培を担当する大門良文さん〉