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ICTで水田の水管理 水温や自動給水、遠隔操作で確認【9月4週号 静岡県】

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 【静岡支局】三島市で水稲1ヘクタールを栽培する田村嘉久さん(77)は、ICT(情報通信技術)を活用した水管理システム「paditch(パディッチ)」を試験的に導入した。インターネット経由で下限と上限の水位を設定することで、自動的に水位を保ち、遠隔操作で水田の自動給水や水温確認ができる。田村さんは「家にいながらスマートフォンで水温や水位、システムの電池の残量確認までできる。水管理がとても楽になった。システム導入に当たっては、メーカーの担当者の助けもあり、何の苦労もなかった。農作業の負担が減ることで後継者が増えてくれれば」と話す。

〈写真:圃場に設置されたセンサーと田村さん〉