秋作業が本格化する中、農機の事故に注意が必要だ。農林水産省によると、乗用型トラクターの死亡事故が最も多く、圃場や道路からの転倒・転落が後を絶たない。事故から身を守る安全キャビン・フレームやシートベルトなどが装備されていない実態が明らかとなっている。同省では、トラクターへの追加装備を呼び掛け、ヘルメットなどの着用も促す。昨年からは、作業機を付けた状態での公道走行も可能となった。法令順守には、反射板や灯火器の追加など一定条件での対応が必須となっている。
(7面・営農技術)
〈写真:公道走行では、作業機の装着時でも灯火器類が見えるよう対応が必要(提供:農林水産省)〉