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ニンニクで加工品 遊休農地の利用も【9月1週号 福島県】

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 【福島支局】柳津町の「農業法人会津ガーリック株式会社」では、ニンニク「ホワイト六片」を3ヘクタール栽培し、ニンニクや加工品を出荷している。遊休農地を有効活用するため、2017年に同社を設立。株主6人で、年間を通して作業委託する1人と、収穫期にパートを数人雇う。
 ニンニクは9月に定植し、翌年6月に収穫する。初めに数十項目の土壌分析を行い、栽培に適したpH5.5~6.0を維持するため、新潟県の海水を圃場に散布してミネラルを補強するなど、定期的に分析して圃場を管理する。同社のニンニクは収穫直後の糖度が約40度前後となっている。
 県内の市場や町内外の食堂、飲食店、東京のホテルなどに出荷している。

〈写真:加工品の「黒にんにく」と「フライドチップス」〉