30~100アールの中小規模園芸ハウスで、暖房費削減と増収を同時に実現できる複合エコ環境制御システムを高知大学などの研究グループが開発した。イチゴ栽培では、換気をしない半閉鎖環境をつくり、二酸化炭素(CO2)の施用効率を向上。ハウス内の余剰熱を用いて加温した水を夜間の局所加温に活用して、暖房費を6割削減し、収量は2割以上増加した。高知大学の宮内樹代史准教授が、農林水産省が先ごろ開いた農業・食品産業分野の研究成果発表会で発表した。
(9面・営農技術)
〈図:複合エコ環境制御システムの概要〉
30~100アールの中小規模園芸ハウスで、暖房費削減と増収を同時に実現できる複合エコ環境制御システムを高知大学などの研究グループが開発した。イチゴ栽培では、換気をしない半閉鎖環境をつくり、二酸化炭素(CO2)の施用効率を向上。ハウス内の余剰熱を用いて加温した水を夜間の局所加温に活用して、暖房費を6割削減し、収量は2割以上増加した。高知大学の宮内樹代史准教授が、農林水産省が先ごろ開いた農業・食品産業分野の研究成果発表会で発表した。